SDGsな久礼カツオ 藁焼きタタキの灰を農業に利用する、自然農園よりこんぼ

400年以上前から続く「カツオの一本釣り漁」の町、中土佐町久礼。
毎日たくさんのお客さんが訪れる久礼大正町市場の鮮魚店では、名物の藁焼きタタキを焼くのに大量の藁を使用します。

焼いたあとにはたくさんの藁の灰が残りますが、これを捨てるのも大変です。
この捨てるしかなかった灰を農業に活用しているのが、町内の海沿いの地区で農園を営む「自然農園よりこんぼ」です。

いつも笑顔で迎えてくれる「自然農園よりこんぼ」のオーナー、北川さんご夫婦。
こちらの農園では、農薬や化学肥料を使わず、土のもつ働き(微生物の働き)を大切にして野菜を育てています。
よりこんぼを代表するフレッシュな生姜は、全国にファンをもつ人気です。
年々育てる野菜を増やしていますが、3年ほど前から柑橘の木を植えたそうで、文旦、レモン、小夏の木がすくすく成長しています。
ちょうどこの日は、文旦の木に灰を撒くそうで、見学させてもらいました。

日当たりのよい急斜面の畑。空気がおいしい~!
ただ運動不足の私は、登ってくるのに息が切れそうになりました~(笑)

ふわふわな感触の藁焼きタタキで使用した藁から出た灰。

文旦の根元に灰を撒きます。
つい枝や葉に目がいきがちですが、木は根がいかによく育つかがとても大事なのだそうで、
灰を撒くことで、根の発育が良くなり、寒さに強くなるそうです。
漁業から農業にカツオが繋ぐ、久礼ならではのSDGsな取り組みです。

自然農園よりこんぼHP→こちら

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